臨床研修センター

センター概要

幅広いステージで活躍できる医師の育成を目指して

沖縄の医療界は戦後復興の段階からプライマリ・ケアおよび救急医療に関してアメリカから多くのものを吸収してきました。それを求めて沖縄での初期臨床研修を選ぶ新卒医師も大勢います。一方、高度専門医療は、その担い手である琉球大学医学部附属病院(以下、琉大病院)が創立から四半世紀ほどしか経過していないこと、離島を含め医療圏が非常に広くかつ沖縄が他県より離れており地域完結的な医療システムの構築が必要であることから、それを担当する専門医不足は切実です。また、専門医には、その専門領域での臨床的疑問に即した臨床研究を実施する能力が必要とされますが、これまで、我が国全体においても、沖縄においても、この点に焦点をあてた系統的な教育・研修システムは存在しませんでした。

専門研修プログラムは、地域および社会に求められる専門医を効率よく育成するのみならず、臨床研究を行うことができる医師を育成し、質の高い地域内完結医療を行うことを目的としています。琉大病院では、高度な技術と専門知識を有し、かつ医学教育技術のトレーニングを受けた多くの若手スタッフらとともに、プライマリ・ケアを基礎に踏まえた更なる高次の最新の医学知識と医療技術の修得を目指した専門研修を行います。初期臨床研修を終えた医師が、将来各種専門医として活躍できるよう、専門的知識や医療技術を学び、初期臨床研修からの移行もスムーズに行えます。

医療の質が求められている現在、専門医の役割は次第に重要性を増しています。専門医の標榜が公的に認められ、医療関係者のみならず患者さんたちも、その資格の有無を参考に、医師や医療機関を選択する時代になってきました。21世紀、この時代のニーズを見据え、現在も、豊富な指導医・専門医によるきめ細かな指導のもと、多くの医師が自身のキャリアアップを目指して励んでいます。